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海外にもCafe&Meal MUJIができました

2014.12.23

 2013年6月、香港の銅鐸湾(Causeway Bay/コーズウェイベイ)に海外で初めてのCafé&Meal MUJIが出来ました。日本で使っているこだわりの食材は一部、香港でも使い、日本と同じコンセプト、スタイルで「選べるデリ」をメインとしています。リーシアタープラザにあるこのお店は22時半まで開いていることもあり、外食率の高い香港ではランチタイムだけではなくディナータイムもたくさんのお客様でにぎわっています。

 

 そして香港に続き、2014年12月には、12日に中国四川省成都市内、20日に台湾台北市内にそれぞれ初めてのCafé&Meal MUJIがオープンしました。

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 成都は三国時代に都として栄えた中国内陸部の大都市で、四川省に点在する多くの世界遺産観光の中心地。
中国初のCafé&Meal MUJIは、成都の繁華街に近い史跡「大慈寺」を中心としたショッピングモールに世界旗艦店としてオープンした、全世界で700店舗目の無印良品 成都遠洋太古里に併設しています。

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 また台北のCafé&Meal MUJIも、台北のファッションをリードする信義区統一阪急百貨の地下2階に台湾最大の旗艦店としてリニューアルオープンした無印良品に併設しています。

こだわり食材

 オープン前には日本のシェフが頻繁に現地へ赴き、現地シェフと一緒に試作と試食を繰り返します。その中でも特にこだわって試食を繰り返したのがお米です。

 Cafe&Meal MUJIで作っているデリは和風やイタリアン、エスニック・・・と多国籍なデリが多いとは言え、「一汁三菜」を基本としているので、おかずと主食の味わいのバランスを大切にしています。海外のお米には独特の香りがあることが多く、その土地の食事とは相性が良い香りでも、Cafe&Meal MUJIのデリとあわせるとこの独特な香りが食事の邪魔をしてしまうことがあります。現地で一から始める食材探しの中で、意外にもデリと相性の良いお米を探してもらうのが一番難しく、決定するまでに時間を要しました。

 普段口にするお米が現地スタッフと日本人スタッフでは違うため、お米の味に対する感覚も違い、何種類も探してもらっては試作を繰り返し、せっかく探してもらったものでもデリとの相性が良くなければやりなおし。何度も「もう少し違うものを探してほしい」とお願いし、ようやく最終決定のお米にたどりつきました。

 程よい食感とうま味、ほのかな甘み、デリと相性の良い香りの4つの条件を満たしたお米は、日本人が食べても美味しいと思える中国、台湾それぞれの米どころで生産されたものです。種類だけではなく、洗米の仕方やIH炊飯器での炊飯にもこだわっています。

 また海外に出店してわかったことは、海外でも日本と同じように産地の高齢化に伴う生産者の減少や収入不足による若者の離農、伝承生産物の継承等の問題があるということ。現地でもスタッフが生産者の方々と真摯に向き合い、それぞれの産地の食材を支えていけるよう活動していきます。

 海外のCafe&Meal MUJIでも基本的には日本と同じメニューを同じレシピで作っていますが、各国限定のメニューもご用意しています。皆さまのご来店をお待ちしております。

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