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レモン摘みに行って来ました

2011.2.4

昨年の夏に大好評だった「広島産レモンのレモンスカッシュ」。
レモンの時期が終わったため秋の間はお休みをしていましたが、また12月からレモンの収穫が始まりました。

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今回、私たちは広島県の瀬戸内に浮かぶ大崎上島、大崎下島、豊島で栽培されている「大長(おおちょう)レモン」を摘みに行って来ました。
広島空港から車で一時間半、南の島を彷彿とさせる穏やかな海に囲まれた島の急斜面で「大長レモン」は栽培されています。
あいにく、私たちが伺った日は雨。
雨に濡れながらのレモン摘みとなりましたが、なかなか産地まで行くことのできない店長やシェフにとっては貴重な体験となりました。

なぜ瀬戸内の島でレモンが栽培されているの?

レモンの産地に適しているのは、気温の高低差が少なく年間を通して暖かく穏やかな気候、雨が少なく強い風が吹かず、霧の発生が少ないところ。
海水は一度温まるとなかなか冷めにくいため冬でも島の気温が下がりにくく、特に寒さに弱いレモン(マイナス3度以下で果実も木も枯れてしまう)の栽培にぴったりの場所が瀬戸内の島なのです。
島はどこも平地がなく山の斜面を利用した畑ばかり。
地平線まで見渡せるような海外の広々とした畑のほうが木には良さそうに思いますが、レモンは水はけの良い場所が栽培に適していて少しくらい土がやせているほうが甘みの凝縮した実がなるのだそう。

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雨が少ないこの島で育った「大長レモン」は糖度が10%(通常8%くらい)と高く、実際に外国産のレモンと食べ比べると甘く感じます。

外国産は船で日本へ届くまでに3~4ヶ月かかるため、未熟な状態で収穫されてしまい酸味が強い味になりますが、国産の場合は収穫から八百屋さんの店頭に並ぶまでの期間が短くて済むため、完熟になるまで待ってから収穫されます。
そのため酸味だけでなく甘みが強い味になるのだそうです。
さらに防カビ剤や防腐剤を使う必要がないので皮まで食べられます。

美味しいレモンの選び方

まず表皮がつるっとしているものは、皮が薄くて果汁が多いそう。
また張りがあるものは、収穫してから店頭に並ぶまでの期間が短いので新鮮な証拠だそうです。
スーパーや八百屋さんで選ぶときの参考にしてみてくださいね。

春のメニューではこの大長レモンを使ったデリも販売予定です。
ぜひお近くのMeal MUJI/Café & Meal MUJIへお立ち寄りください!

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