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「蛇紋岩米」の産地へ今年も行ってきました

2011.6.24

5月下旬、今年も田植えの季節がやってきました。
Café & Meal MUJIに欠かせないお米である「蛇紋岩米(じゃもんがんまい)」。
この名前を聞き慣れた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Café & Meal MUJIではこの「蛇紋岩米」の田植え体験が毎年の恒例行事となっています。
そんなわけで、今年も行ってきました!

訪れたのは、兵庫県養父市。
見渡す限りの山々と豊かな川が流れる土地で、美味しいお米が育つのも納得の大自然。
稲作もあちこちで盛んに行われている様子でした。

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今回は地元の下八木老人クラブの皆さん、JAたじまの職員の方々他、総勢約20名ほどが集まり田植え作業を行いました。
当日は晴天に恵まれ、絶好の田植え日和でした。

まずは手植えから

まず、苗がまっすぐきれいに並ぶよう田んぼの端から端へ白いロープを張ります。
そのロープに一定間隔につけられた印にあわせて、一列に並んで苗を植えていきます。
いざ田んぼへ入るとぬかるみに足を取られ、一歩移動するのにもひと苦労でした。

苗が田んぼへ根付くには、田植えをしてからだいたい一週間ほどかかるそうです。
しっかり根が付くよう、丁寧かつスピーディーに植えなければなりません。
今は作業のほとんどが機械化されていて、一緒に田植えをした下八木老人クラブの皆さんは手植えをするのは数十年ぶりとのことでしたが、その手さばきはさすが!
一列終えてまた一列、皆で声を掛け合いながらの作業は一体感が生まれ、とても充実したものでした。

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次に機械を使って

今回は、田植え機を使っての作業も体験させていただきました。
手植えを体験した分、機械での作業はあっという間でした。
この時試乗させていただいた機械は、端から端に進む間に一気に4列の苗を植えることができるもの。
とは言っても、ただ乗っていればいいというわけではありません。
すでに植え終えた隣の苗との間隔を確認しながら、苗をまっすぐに植え付けられるように前進し、同時に次に進む道の道しるべもつけなくてはならないので、気が抜けないのです。

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どちらをとってみても、体験するまでは分からない難しさと楽しさがありました。

「蛇紋岩米」おいしさの理由

但馬地区の中でも養父市の一部にのみ蛇紋岩土壌の地域があり、そこで作られたお米が「蛇紋岩米」と呼ばれます。
蛇紋岩はマグネシウムや鉄・ミネラルを多く含んでおり、それが長い年月をかけて風化して堆積し、蛇紋岩土壌となります。
当然この土壌にもマグネシウムやミネラルが多く含まれるので、そこで栽培される蛇紋岩米は甘みが特徴のおいしいお米に育ちます。

今回も温かく迎えてくださった産地の皆さん。
産地に行くことは私たち自身の勉強だけでなく、作ったお米がどんなところでどのように使われているのかを知っていただく機会でもあります。
普段なかなかお会いできない生産者の方々とお話をすることで、蛇紋岩米に対する愛着がより深まった田植え体験となりました。

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