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実りの秋

2011.9.30

新米の季節がやってきました!
今回も東京から電車に揺られて4時間半、恒例「蛇紋岩米」の稲刈りをしに兵庫県養父(やぶ)市へ行ってきました。
ご覧下さい、この景色!

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青い空に連なる緑の山々、金色に揺れる稲穂…
蛇紋岩土壌が広がる大自然の中で、「蛇紋岩米」は栽培されています。

蛇紋岩は、お米の美味しさにつながるマグネシウムや鉄を多く含んでいる岩石。
長い年月をかけ風化して蛇紋岩土壌となるのですが、その土壌には当然ミネラル分が多く含まれます。
養父市の中でも限られた地域でしかとれないため、「蛇紋岩米」は「幻の米」ともいわれています。

5月の田植えに続いて、今回も蛇紋岩米部会の皆様、JAたじまの職員の方々にご協力いただいた稲刈りの様子をお伝えします。

手刈りと機械刈り

絶好の稲刈り日和の中、帽子とタオル、長袖に軍手と完全防備で、まずは鎌を使った手刈りに挑みます。

まずは手本を見せていただきます。
足を踏ん張ってザクザクっと一気に5~6株刈り取ります。
初心者の私たちは、というと2~3株で精一杯。慣れない作業に苦戦し、汗が噴き出します。

少しずつ慣れてきたところで、コンバインでの稲刈りにも挑戦!
隣で教えてもらいながら、恐る恐るレバーを前に倒しゆっくりと稲を刈り取っていきます。
慣れない運転なのでかなりゆっくりとは言え、手刈りとは比べようもないくらいスムーズに作業が出来ます。

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お米の検査

稲刈りの翌日、検査場での検査の様子を見学させていただきました。
出荷するお米の色、形、粒の大きさをチェックして、産地・品種の証明と品質の等級をつけるそうです。
これらの検査は、資格を持った検査員が全て目視で検査します。
粒が欠けていないか、割れていないか、白っぽくなっていないか、未熟な粒はないか…見やすいように黒いお皿と白いお皿を使って確認をしていきます。

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検査の様子

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ここにあるお米をすべて検査します

食欲の秋

稲刈り終了後、新米で作ってくださったおむすびをいただきました。
「美味しい!」

今回稲刈りをさせていただいた田んぼは、先日の台風12号による大きな被害がなかったとのことですが、天候に左右される農業は毎年同じようにはいきません。
20~30年と農業をされている方たちが「自分たちは毎年、一年生だ」と仰っているという言葉が印象に残っています。
蛇紋岩土壌だけでなく、農家の方々の研究心や土地を大切にする思いがおいしいお米を育んでいるのだと、田んぼに立って実感しました。

Café & Meal MUJIでも、そろそろ新米が入荷してきます!!
豊かな自然のなかで丹精込めて作られたコシヒカリ「蛇紋岩米」をぜひご賞味ください。

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