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コロンビア ベジャビスタ農園

2016.7.29

 産地を国単位で捉えるのではなく、地域や農園などより小さな単位で捉え、栽培品種、生産方法にこだわった安心で上質な生産者の顔が見えるシングルオリジンコーヒー。提供している店舗は限られていますが、季節ごとに取り扱っている産地を変えており、この夏は、先日訪問したコロンビアのベジャビスタ農園のコーヒーを召し上がっていただけます。

 コロンビア南西部の街ポパヤン郊外にあるフェダールから車で15分ほどのところに位置するベジャビスタ農園。敷地が面している幹線道路は決して広くはありませんが、“パンアメリカンハイウェイ”と呼ばれる道路でアルゼンチンまで続いています。“ベジャビスタ”とはスペイン語で「美しい光景(眺めの良い風景)」という意味ですが、その名の通り畑から見る山並みがとてもきれいで、また「さすがコーヒー先進国」といったきちんと管理された畑の様子も感動的な農園でした。

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 広大な山の斜面にある畑は、それぞれ日光の当たり方や風の通り方が違い、その場所によってできるコーヒーの味が違います。農園主のアルマさんに説明していただきながら畑をみせていただきました。(畑をみせていただくというよりは、山歩き!)ベジャビスタ農園の中では低い場所にある、標高1500~1700mの畑はなだらかな斜面。その畑から急斜面をあがっていった標高1800mのあたりにある畑。さらに山を登り標高1950mのところにある畑。最後に農園の中で一番高い標高2000mの畑へ。一般的に標高が高いところで収穫されるコーヒーのほうが美味しいと言われることが多いですが、ベジャビスタ農園で一番美味しいコーヒーができるのは、標高1950mのところにある畑だそう。一番高い場所は風の通り道になっているため、標高1800mや1950mのあたりにある畑でできる最高級のコーヒーほどの甘さにはならないそうです。

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 訪問したのは、ちょうど雨が降ったあと。雨にぬれてきらきら光る赤いコーヒーの実が宝石のようでした。Café MUJI5店舗(巣鴨、二子玉川、茨木、明石、博多)では、標高1500~1700mの畑のものをアイスで、標高1800mの畑のものをホットで提供しています。同じ農園でも畑によって違う味をお楽しみください。

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