Café&Meal MUJI で味わう、伊吹島「釜揚げいりこ」の新たな魅力

瀬戸内海中央に位置するひうち灘のほぼ真ん中に浮かぶ伊吹島。古くから瀬戸内の文化や漁業、人々の暮らしを支えながら歴史を重ねてきました。そして今もなお、讃岐うどんに欠かせない"だし文化”を支える存在として知られているのが伊吹いりこです。 

近年、地球環境の変化により、これまで伊吹いりこの原料として重宝されてきたサイズのカタクチイワシの漁獲量が減少しています。一方で、大きく成長し脂がのったカタクチイワシが多く獲れるようになりましたが、脂がのった魚は煮干しには向かず、これまで十分な価値を見出されていませんでした。 

そんな中、伊吹島の網元たちは試行錯誤を重ね、新たな食べ方として「釜揚げいりこ」を生み出しました。

伊吹島が育んできた「本物のいりこ」 

伊吹島のいりこが高く評価される理由は、その生産体制にあります。 

島には漁場のすぐ近くに加工場を指す"イリバ"があり、網元が漁獲から蒸煮、乾燥までを一貫して行います。水揚げされたカタクチイワシを鮮度が落ちる前にすぐ加工できるため、雑味が少なく、旨みが凝縮された良質ないりこが作られます。 

イリバで海水を使って茹で上げられたばかりのカタクチイワシが「釜揚げいりこ」です。伊吹島で獲れる白口(しろくち)と呼ばれるカタクチイワシならではの、雑味のない上品な旨みと、脂がのったふっくらとした食感を楽しむことができます。 

島でしか味わえなかった特別なおいしさ 

これほど魅力的な「釜揚げいりこ」ですが、これまでは島外で味わうことがほとんどできませんでした。その理由は鮮度です。 

釜揚げ直後のいりこは非常にデリケートで、時間の経過とともに品質が変化してしまいます。そのため長年にわたり、漁の時期に島の人だけが味わえる特別な味として親しまれてきました。 

「このおいしさをもっと多くの人に届けたい」。 そんな想いから、伊吹島の15網元島外で釜揚げいりこ」を食べてもらえる方法を生み出しまし  

単に商品を届けるだけではなく、伊吹島の漁業を未来へつなぎ、漁師と食べる人をつなぐこと。どのような海で魚が育ち、どのような人たちが漁を行い、どのような想いで加工しているのか。その背景までを伝えることで、生産地と食卓の距離を縮めたい。それが伊吹島の人たちの想いです。 

Café&Meal MUJIで味わう「釜揚げいりこ 

Café&Meal MUJIでは、この「釜揚げいりこ」を使用したオリジナルメニューを展開しています 

この秋に販売する「香川県産 釜揚げいりこのエスカベッシュ」は、脂がのった釜揚げいりこの旨みを活かした一品です。彩り豊かな野菜と一緒に、柚子が香る爽やかなお酢で漬け込みました。いりこの旨みとさっぱりした味わいを楽しめます。 

これまで島でしか味わえなかったを、多くの方に届けたいという漁師たちの想いと、食を通じて地域の魅力を伝えたいという Café&Meal MUJIの想い。その出会いからこの一皿が生まれました。 Café&Meal MUJIで、瀬戸内海が育んだ釜揚げいりこの新たな魅力を体験してみてください。